レンタルサーバのwpXが期間限定15日間無料キャンペーンやってるぜええええええ
別サービスのXserverは無料お試し期間(10日間)がありますが、wpXは無料お試しがなかったんですよね。12/26の18:00までの期間限定ではありますがwpXも15日間の無料お試しが可能です。両者のサービスを比較してみたかったので、WordPress(WP)はXserverとwpXでどちらが表示速度が速いのか調べてみたいと思います!
「Xserver」と「wpX Speed」の違い
どちらもエックスサーバー株式会社が運用しているレンタルサーバのサービスですが、XserverはWordPressやpukiwiki、EC-CUBE、 Movable Typeなど幅広いCMSに対応しているのに対し、 wpX Speedは「WordPressのみ利用可能」です。
従来の静的HTMLを利用したWEBサイトや、オリジナルのCGIやPHPを使ったWEBサイトを作りたい場合はXserverを利用してください。WPのみでOKという方はwpXをおすすめします。
機能比較
両サービスの違いを表にまとめてみました。共に最安プランの比較です。
xpXの料金は2円/時と従量課金制なのが特徴ですね。また、オートスケールに対応しているので事前に設定していればアクセス増減に対し最適なプランをリーズナブルに利用することができそうです。
そしてwpXの初期費用は無料のため、イベントなどで単発/短期でWordPressを使いたい場合には重宝されるのではないでしょうか?逆に長く使いたい場合はXserverの990円に比べて月額料金が1,320円と割高になります。
XSEREVR | wpX Speed | |
プラン | X10(最安) | W1(最安) |
オートスケール | 非対応 | 対応 |
CPU | Xeon Gold 6126 Skylake 2.60GHz x 2 | 2core |
RAM | 256GB | 2GB |
ROM | 200GB (RAID10) | 200GB (RAID10) |
HTTPサーバ | nginx | nginx |
MySQL | 50個 | 無制限 |
FTP | 〇 | 〇 |
メール | 〇 | 〇 |
無料SSL | 〇 | 〇 |
PHP | 7.x/5.x(FastCGI/OPcache) | 7.3.x/7.2.x(FastCGI) |
CMS | WP&その他 | WPのみ |
独自ドメイン | 利用可能 | 利用可能 |
マルチドメイン | 無制限 | 無制限 |
サブドメイン | 無制限 | 無制限 |
ネームサーバ | 利用可能 | 利用可能 |
初期費用 (税込) | 3,300円 | 0円 |
月額費用 (税込) | 990円 | 2円/時 ※1 |
wpXがワードプレスのみの特化型サービス、という部分を除けばスペックに大きな差は見られません。WEBサイトの応答速度などは後述のPageSpeed Insightsで詳しく見ていきましょう。
WordPressの移行方法
以前の記事にまとめていますので必要であれば参照してください
WordPress移行方法のメモ
公式マニュアルは以下からどうぞ。だいだい上記のXserver移行手順と一緒です。
- ドメイン追加設定(独自ドメインを設定する)
- wordpress簡単移行(自動データ移行)
- 独自SSLは設定済(データ移行時https指定なら自動的に設定される。便利!)
- http>httpsへの常時リダイレクトはSSL化補助機能で設定済(ホーム>サーバー管理>WordPress管理>WordPress設定>独自SSL設定>SSL化補助機能)
- PCのhostファイルを弄ることにより事前確認が可能
- 最後にネームサーバをwpxのものに変更して切り替え完了
PageSpeed Insightsでの比較
XserverとwpX Speedでそれぞれワードプレスを利用した場合の各種データを比較してみました。
使用したコンテンツは前回と同じくhomedify.comのサイトです。
XSERVER (モバイル/PC) | wpX Speed (モバイル/PC) | |
フィールドデータ —– | —– | |
スコア | 45/86 | 33/80 |
First Content Paint(FCP) | 3.4s/3.3s | 3.3s/3.1s |
初回入力遅延(FID) | 82ms/136ms | 166ms/40ms |
ラボデータ —– | —– | |
First Content Paint | 1.9s/0.5s | 1.5s/0.4s |
First Meaningful Paint | 1.9s/0.6s | 1.5s/0.4s |
速度インデックス | 5.8s/1.4s | 8.4s/1.4s |
CPUの初回アイドル | 11.3s/2.7s | 13.1s/2.7s |
インタラクティブになるまでの時間 | 13.6s/3.3s | 22.2s/4.2s |
初回入力遅延の最大推定時間 | 480ms/130m | 860ms/100ms |
改善できる項目 —– | —– | |
サーバー応答時間の短縮(TTFB) | 520ms/500ms | 470ms/310ms |
Xserverでの検証時と同じく、「サーバー応答時間」はWEBサイトの表示速度に直結する項目です。Xserverと比べてwpXはモバイルで90%の時間短縮、PCで62%の時間短縮を実現しています。さすがにwpXはWordPressに特化している専用サービスです。最適化されているようですね。
ただ、差が体感できるか?と言えるくらいの速度は感じません。XserverもwpXも同じくらいの表示速度に感じます。つまり、WordPressの利用にはどちらも差し支えないと言えます。wpXを選ぶならやはり「柔軟にプラン変更可能なオートスケールと従量課金に価値がある」と言えそうです。
事前にオートスケールを設定しておけば、突発的なアクセス増に対しプランをアップさせることでアクセス増に対応できます。また、スケールアップしても料金は使った時間のみに課金されるのでとてもリーズナブル。
wpX Speedは短期利用のイベント企画、セールに伴うアクセス過多に直面するショッピングサイトなどに最適なWordPress専用サービスと言えるでしょう。たぶん。
まとめ
- Xserverとのおおきな違いは従量課金制、初期費用無料、オートスケール対応
- 短期イベント、ショッピングサイトなどアクセス増減しやすいWEBサイトにメリット有り
- 性能面ではXserverの最安プランを凌ぐが体感的な差は無い